(1) 2・76に次の文を追加する。
   しかし、塁または走者に触れると同時、あるいはその直後に、ボールを落とした場合は〝触球〟
  ではない。
  野手が塁または走者に触れた後、これに続く送球動作に移ってからボールを落とした場合は〝触
  球〟と判定される。
   要するに、野手が塁または走者に触れた後、ボールを確実につかんでいたことが明らかであれ
  ば、これを落とした場合でも〝触球〟と判定される。

 (2) 3・15を次のように改める。
  ① 4行目のカッコ内を次のように改める。
   試合に参加している攻撃側メンバーまたはベースコーチ、そのいずれかが打球または送球を守
   備しようとしている野手を妨害した場合、あるいは審判を除く…
  ② 【付記】を削除し、【原注】の冒頭に次の文を追加する。
   本条で除かれている攻撃側メンバーまたはベースコーチが、打球または送球を守備しようとして
   いる野手を妨害した場合については、7・11参照。   審判員による妨害については5・09(b)、
   同(f)および6・08(d)、走者による妨害した場合については、7・08(b)参照。
  ③ 【原注】に次の例を追加する。
   例 ― 打者が遊撃手にゴロを打ち、それを捕った遊撃手が一塁に悪送球した。一塁ベースコー
   チは送球に当たるのを避けようとしてグラウンドに倒れ、悪送球を捕りに行こうとした一塁手と衝
   突した。打者走者は三塁まで到達した。妨害を宣告するかどうかは審判員の判断による。コーチ
   が妨害を避けようとしたが避けきれなかったと判断すれば、妨害を宣告してはならない。

 (3) 6・05(o)を追加する。
  (o) 走者を除く攻撃側チームのメンバーが、打球を処理しようとしている野手の守備を妨害した場
   合。(7・11参照。走者による妨害については7・08b参照)

 (4) 7・08(l)を追加する。
  (l)走者を除く攻撃側チームのメンバーが、ある走者に対して行われた送球を処理しようとしている
   野手の守備を妨害した場合。(7・11参照。走者による妨害については7・08b参照)

 (5) 7・11を次のように改める。
   ① 2行目のカッコ内を「ダッグアウト内またはプルペンを含む」に改める。(傍線部を追加)
   ② ペナルティを削除し、本文に次の文を追加する。
    走者を除く攻撃側チームのメンバーが、打球を処理しようとしている野手の守備を妨害した場合は
   ボールデッドとなって、打者はアウトとなり、すべての走者は投球当時に占有していた塁に戻る。
   走者を除く攻撃側チームのメンバーが、送球を処理しようとしている野手の守備を妨害した場合は
   ボールデッドとなって、そのプレイの対象であった走者はアウトとなり、他のすべての走者は妨害
   発生の瞬間に占有していた塁に戻る。

 (6) 8・02(a)(l)を次のように改める。
    投手が投手板を囲む18㌳の円い場所の中で、投球する手を口または唇につけた後にボールに
   触れるか、投手板に触れているときに投球する手を口または唇につけること。
   投手は、ボールまたは投手板に触れる前に、投球する手の指をきれいに拭かなければならない。

 (7) 8・05ペナルティ 【注1】を削除し、【注2】を【注】とする。


日本野球規則委員会
2012・1・25

下記は平成24年度の改正点だけ表示しました。
平成23年度の公認野球規則(全日本軟式野球連盟等発行)
比較してごらんください。
平成24年度のルール改正
連盟からのお知らせ
23年度のルール改正
25年度のルール改正
26年度のルール改正
27年度のルール改正
28年度のルール改正